2026A コアリションビームライン共用の募集について
2026A期(2026年4月〜9月(予定))におけるコアリションビームラインの募集課題は一般課題と高度化研究開発課題となります。コアリションビームラインの一般課題、高度化研究開発課題については、以下の要領でご応募ください。また、当該案内ページと合わせて「2026A NanoTerasu利用研究課題募集要項」もご確認ください。
1.課題について
(1)一般課題について
一般課題は、放射光を利用した一般的な研究全般を対象とし、論文等により研究成果を公表していただくこと(成果非専有)を前提に、ビーム使用料が免除となる課題です。「8.成果の公開について」をご参照ください。
(2)高度化研究開発課題について
①先導的な放射光利用の開拓、②施設利用研究の規模の拡大を趣旨として、ビームラインの高度化研究開発を実施する利用研究課題となります。申請者が所有する装置をビームラインに設置、または持ち込んで実施することを想定しています。
※高度化研究開発課題を申請の前に必ず応募ビームラインの担当者と十分な打ち合わせを行って下さい。
2.利用期、対象ビームライン
(1)利用期
2026A期(2026年4月〜2026年9月)にシフトを割り当てます。
(2)対象ビームライン
「2026A NanoTerasu 利⽤研究課題募集要項」の「表5 コアリションビームラインの特徴一覧」をご参照ください。
3.申請方法
申請に係る特記事項
下記事項に同意のうえ、申請をお願いします。
・コアリションビームラインの共用課題情報については一般財団法人光科学イノベーションセンター(以下PhoSIC)と共有いたします。
・利用研究成果を公開する際は、PhoSICのビームラインを使用した成果であることを明記する必要があります。
・PhoSICまたはJASRIによる技術支援の寄与により得られた成果を発表しようとする場合、又は当該寄与により得られた知的財産権の出願等を行おうとする場合、その取扱いについて事前に各当事者と協議する必要があります。
(1)一般課題について
マイページから申請をお願いします。
申請内容についてのご相談は以下よりお問い合わせください。
連絡先 | メールアドレス |
ナノテラス事業推進室 (コアリションビームライン共用利用) | ntcbl#jasri.jp |
(2)高度化研究開発課題について
専用様式から申請をお願いします。
なお、申請にあたってはJASRI利用推進部に実施内容等について事前にご相談ください。事前相談終了後に専用様式をお渡しします。相談先は以下のとおりです。
連絡先 | メールアドレス |
JASRI利用推進部 | ntjasri#jasri.jp |
※#を@に置き換えてください。
なお、一般課題および高度化研究開発課題のいずれにつきましても、実験実施の日程調整の参考とするため、4月から9月の期間で実施が難しい月がある場合は、申請書の「9.提案理由」欄にご記入ください。
4.応募締切(一般課題/高度化研究開発課題共通)
2025年11月11日(火) 午前10:00 JST(提出完了時刻)
5.審査について
(1)一般課題
科学技術的価値、成果創出への期待度、研究手段としてのNanoTerasuの必要性、実験の実施妥当性、技術的実施可能性および安全性について総合的かつ専門的に審査します。詳しくは「国立研究開発法人量子科学技術研究開発機構により設置される特定放射光施設に係る共用利用の利用研究課題選定に関する基本的考え方」をご覧ください。
(2)高度化研究開発課題
科学技術的価値、成果創出への期待度、研究手段としてのNanoTerasuの必要性、実験の実施妥当性、技術的実施可能性および安全性について総合的かつ専門的に審査します。加えて、先導的な放射光利用の開拓、または施設利用研究の規模の拡大が期待できるかについて審査します。詳しくは「国立研究開発法人量子科学技術研究開発機構により設置される特定放射光施設に係る共用利用の利用研究課題選定に関する基本的考え方」をご覧ください。
6.審査結果の通知
審査結果は2026年2月上旬頃にUIサイトのマイページにてご確認いただけます。
7.報告書について
課題実施後、以下の報告書の提出が必要です。なお、これらの報告書は「8.成果の公開について」における課題実施後3年以内の発表成果(査読付論文)には該当しませんのでご注意ください。
利用課題実施報告書
対象:すべての一般課題、高度化研究開発課題
利用研究課題終了後60日以内に、所定の利用課題実験報告書をJASRIに提出していただきます。JASRIでは、2026A期ユーザータイム終了後60日目から2週間後に当該報告書をWeb公開します。利用課題実験報告書の詳細については、以下をご参照ください。
8.成果の公開について
成果非専有利用は、論文等により研究成果を公表していただくことが利用の条件となります。課題の実施期終了後3年以内に、利用研究成果として、査読付論文(査読付プロシーディングス、博士学位論文を含む)、財団が査読したSPring-8/SACLA利用研究成果集または財団が認定した公開技術報告書を課題の実施期終了後3年以内に公開するとともに、財団のデータベースへ登録してください。また、公開した論文等の成果物には課題番号を明記し「NanoTerasuを利用した成果である」ことを記述してください。
※財団が査読したSPring-8/SACLA利用研究成果集および財団が認定した公開技術報告書のNanoTerasuへの適用について準備を進めています。
謝辞の例:
(日本語)
放射光実験は高輝度光科学研究センター(JASRI)の承認を得て、3GeV高輝度放射光施設NanoTerasuのビームラインBL####で実施した(課題番号:2025B####)
(英語)
The synchrotron radiation experiments were performed at the BL#### of NanoTerasu with the approval of the Japan Synchrotron Radiation Research Institute (JASRI) (Proposal No. 2025B####).
論文登録および成果の公開に関する詳細につきましては、以下のUIサイトからお願いします。
◆論文発表等登録:UIサイトマイページログイン>研究成果を登録する
9.その他
1.利用にあたっての料金等について
消耗品の実費負担については「2026A NanoTerasu利用研究課題募集要項」の「5.利用にかかる料金等について」をご参照ください。
2.次回(2026B期)の応募締切
次回利用期間(2026B期)の募集の締め切りは2026年6月の予定です。
10.お問い合わせ
課題申請全般について | 電話番号 | メールアドレス |
高輝度光科学研究センター 利用推進部 | 0791-58-0961 | ntjasri#jasri.jp |
研究内容について | メールアドレス |
ナノテラス事業推進室 (コアリションビームライン共用利用) | ntcbl#jasri.jp |
(注)#は@に置き換えてください。